奨学金でおなじみのスカラネットパーソナルも、
このWebの時代では大いに役立つツール。
ただ、ログインをどこからするのか分からないとの声も。
そこでこの記事では、スカラネットパーソナルで
よく使用する機能やメニューについて紹介する。
Contents
スカラネットパーソナル(PS、スカラPS)に登録する方法。新規登録やログインができない時はメールアドレスや奨学生番号を確認?
スカラネットパーソナルで検索すると
独立行政法人日本学生支援機構のHPが表示される。
スカラネットパーソナルのログイン画面は
どこにあるのかといえば、
機構のHPからいくつかリンクをたどっていくと、
スカラネットパーソナルの独立したHPにたどり着く。
ここにスカラネットパーソナルのログインページがある。
ここから「ログイン・新規登録」のボタンを押すと、
ログイン画面が表示されるため、「新規登録」ボタンを押す。
登録画面で、必要な事項を入力し、
「送信」ボタンを押すと、
入力した情報が機構に
登録されている項目内容と一致した場合は、
ユーザーID・パスワード設定画面が表示されるため、
ユーザーID・パスワード・メールアドレスを
画面の説明に従って登録。
その後「送信」ボタンを押すと、
登録完了のメッセージが表示されるため、
続いて「ログイン画面へ」ボタンを押す。
作成したユーザーID・パスワードを入力して、
「ログイン」ボタンを押すと、
奨学生番号確認画面が表示されるため、
奨学生番号を入力。
入力した奨学生番号が機構に登録されている
奨学生番号と一致した場合は、
機構が管理している情報が表示されるという手順。
スカラネットパーソナルログイン時のユーザーID。ログインIDとしてログイン画面で入力するのは奨学生番号?
奨学金申し込み時にもユーザーIDと
パスワードが登録されるが、
スカラネットパーソナルに始めてログイン時に
使用するものは奨学金申し込み時のユーザーID、
パスワードとは異なることに注意が必要。
もし仮にユーザーID、パスワードを忘れた場合は、
「ログイン・新規登録」画面の
「ユーザーID・パスワードを忘れた場合」ボタンから、
ユーザーIDの確認およびパスワードの再設定をすることができる。
「確認情報入力」画面で入力する奨学生番号は、
新規登録時に入力した奨学生番号で。
小学生番号の入力が必要になったのは平成28年11月からのこと。
サイバー攻撃等が高度化しつつある中、
重要な個人情報を守るための措置とされている。
奨学生番号は本人しか知り得ない情報であるため、
セキュリティー強化が図られているということ。
いずれにせよユーザーIDなどはできる限り忘れないよう、
ちゃんと控えておくことが肝要。
スカラネットパーソナルの住所変更や電話番号変更のやり方は?
現状、現在奨学金を貸与中の人に関しては
スカラネットパーソナルで住所変更ができない。
他方、返還中のひとは
スカラネットパーソナル上で住所変更ができるという。
スカラネットパーソナルでは
本人以外の連帯保証人や保証人の住所変更もできる。
住所変更のやり方はログイン後、
ページ上部の「各種届願・繰上」タブをクリック。
展開後のページを下のほうへ移動すると、
真ん中あたりに
【各種届・願出・繰上返還申込の際の手続きは、①→②へ】
との記載があるため、
その中の「①ワンタイムパスワードの取得画面へ」リンクをクリック。
移動先の画面でメールアドレスを確認し、
問題なければ
「各種届・願出・繰上返還用パスワード発行」をクリック。
登録されたメールアドレスに届いた
URLからワンタイムパスワードを確認し、
手続きログイン画面で入力すると、
ようやく届出画面へと展開するという流れ。
電話番号変更のやり方も流れは同じ。
個人情報にかかる手続きでもあり、
階層が深く、やり方が分かりづらい点は否めない。
スカラネットパーソナルにログインして継続手続き。奨学金の継続願を入力・提出する画面は?スマホもOK?送信できない、また入力ミスの場合は?
スカラネットパーソナルでは奨学金継続の手続きもできる。
ログイン後、スカラネットパーソナル
全体概要画面が提出されるので、
奨学金継続願提出タブか奨学金継続願提出
リンクのいずれかをクリック。
スカラネットパーソナルの継続願提出画面上の
【適格認定奨学金継続願いを提出される方へ】
には大切な説明が書いてあるので必ず確認。
スカラネットパーソナルで継続願提出には
当然ながら期限があるので注意が必要。
提出期間は学校により異なるため、
夫々学校に確認が必要。
もしスカラネットパーソナルで
継続願提出が期限遅れの場合、
救済される場合もあるので、
もちろん期限内に手続きを済ませることが一義だが、
夫々学校の学生課などに相談すると良い。
ちなみにスカラネットパーソナルで
継続願を出すにあたってスマホを使用する場合、
そもそもスカラネットパーソナルが
Internet ExplorerまたはEdge環境を推奨していることから、
OSがあわなかった場合は
強制終了してしまう場合がある点に注意が必要。
手続きを済ませたのち、
スカラネットパーソナルから継続願の提出有無を
確認することができる。
「奨学金継続願提出」画面で、
奨学生番号ボタンの右側に「提出済」と表示され、
ボタンが非活性となっている場合は提出ができているが、
「提出済」の表示が無く、
ボタンが活性化している場合は提出ができていない。
ちなみにスカラネットパーソナルでの
ユーザー新規登録、奨学金の貸与・返還情報の閲覧は
24時間可能である。
(スカラネットパーソナルでの継続願い等の
申込可能時間は午前8時から翌日午前1時まで。)
スカラネットパーソナルでの継続願提出後は
訂正ができない。
スカラネットでは入力ミスがあった場合も学校に相談するしかない。
メールが届かない、送信できない場合も同じだ。
スカラネットパーソナルで繰上返還や在学猶予願の手続きをするには?
スカラネットパーソナルでは繰上返還手続きもできる。
これは返還中の人のみならず、
辞退等で貸与終了となった在学中の人でも、
全額繰上返還や一部繰上返還の手続きが可能だ。
また在学猶予願、在学猶予期間短縮願も
スカラネットパーソナルから手続き可能。
繰上返還の注意点として申込期間には
2つのケースがあること。
1つ目のケースとして、
前月は通常の返還で当月に繰上返還を行う場合。
例えば4月は通常の返還を行い5月に
繰上返還を行う申込の場合は、
5月繰上の申込期間は
【4月17日午前8時~5月15日午前1時】となる。
2つ目のケースは、
前月・当月と連続して繰上返還を行う場合、
例えば4月に繰上返還を行い
5月も繰上返還を行う申込、
5月繰上の申込期間は
【5月14日午前8時~5月15日午前1時】
とかなり短い期間での手続きになる。
郵送、FAXによる申し込みも可能だが、
スカラネットパーソナルで手続する場合は、
繰上返還希望月・繰上返還希望金額等が入力の必須項目。
繰上返還等手続きを行う該当ページの場所は
住所変更等を行う「各種届願・繰上」タブと同じ。
こちらもワンタイムパスワード発行のプロセスが必要なので、
少し時間がかかる。
スカラ ネットパーソナルのメンテナンスの時間はどれくらい?電話で確認できる?
スカラネットパーソナルは閲覧については
24時間いつでもOKということだが、
システムである以上、当たり前ながら
メンテナンス時は除き、ということになる。
サーバーメンテナンス時間は、
スカラネットパーソナルの
【お知らせボックス】に掲載されているが、
「継続願を提出しようとしたが、
サーバーメンテナンス予定が掲載されていない。
他のホームページ等では、サーバメンテの予定時間を
掲示しているのが普通だが、
ここでは全く出しておらず、不便極まりない」
という意見が寄せられた。
誤解もあるようだが、
【お知らせボックス】がトップ画面の下部に
配置されており見つけづらかったため、
画面スクロールが不要なトップ画面の上部に
配置するというように改善も進められている。
スカラネットパーソナルも含め奨学金に
関する問い合わせについては
「奨学金相談センター」
(電話番号:0570-666-301<ナビダイヤル>)まで。
まとめ…スカラネットパーソナル、奨学金・ユーザIDの入力ミス、ワンタイムパスワードが届かない場合もサイトをチェック
自分自身は奨学金を受給した
経験がないのでわからないが、
ネット上のこうした手続きができるように
なっているというのはユーザーにとっては便利なこと。
多少操作性の不便さはありそうだが、
自らの財産にも関わる問題なので、
慎重な手続きが必要なのはやむを得まい。
給料日に銀行に行き、通帳に記帳して一喜一憂。
自分自身はそういうタイプだが、
中にはインターネットバンクを活用し
スマホなどで口座管理をしている人もいるのでは。
様々な決裁もWeb上で済んでしまう時代。
奨学金も残高管理や繰上返済などの
各種変更手続きをWeb上のスカラネットパーソナルを活用し、
スマートに管理してみては。
近年、奨学金を受けた人が就職後に返済しきれず
「奨学金破産」などという言葉もでている。
大学の授業料が上がり続ける一方で世帯収入が激減し、
2人に1人が奨学金に頼っているといわれる時代。
自らの奨学金の現状を適格に把握し、
計画的な返済を進めるためにも「見える化」を
可能とするこのシステムは有益だといえる。
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